「お前ら... そんな顔... するな...!」<br><br>背後から声が聞こえた。 全員が振り返る。<br><br>ホイップ「士さん...!」<br><br>士が周りの壁や柱を掴み、フラフラになりながらも立ち上がっていた。<br><br>士 「... 言っただろ?ゆかりを... 笑顔で送り出すんだと......。 涙を見せずに、笑顔で...。 それは怒りも同じだ...。 そんな顔で...... 何が出来る ⁉ ︎ 誰を送り出すことが出来るんだ... ⁉ ︎ 怒りは...... 虚しさしか... 生まない...... ぞ...」<br><br>そこまで言うと士は再度倒れる。 倒れた瞬間、ホイップたちは膝をついて士の元に集まった。<br>士はピクリとも動かない。<br><br>ホイップ「士さん...... 死んじゃ嫌だよぉ...!」<br><br>ホイップ 、 カスタード 、 ジェラート 、 パルフェの目には涙が流れ 、 マカロンとショコラは悔しそうに唇を噛み締める 。<br>リオは壁に拳を叩きつけ、ビブリーは俯いた。<br><br>エリシオ「... ようやく死にましたか。 そんなに動けば毒の動きも早まるでしょうに...。 これであと 8 人...! "<br><br>エリシオはカードをかざす。<br>カードには炎の羽を纏った鎧が描かれており、エリシオの体にその鎧が装着された。<br><br>ホイップは泣きながら振り返り、エリシオを見る。<br><br>ホイップ(泣いちゃダメ...!怒っちゃダメ...!いつまでもこんなんじゃ、それこそ士さんが悲しむから...!)<br><br>俯きながら立ち上がった。 エリシオはホイップの顔を見て驚愕した。<br><br>エリシオ 「 何... ⁉ ︎ 」<br><br>ホイップの目は鋭く、エリシオを見てはいるが、その表情からは怒りも悲しみも感じられず、ただ目の前にいるエリシオを倒すと言う強い意志しか感じられなかった。<br><br>ホイップ「みんな!」<br><br>「 「 「 「 「 うん ‼ ︎ 」 」 」 」 」<br><br>全員、キャンディ・ロッドを構えてエリシオに向かって行った。 エリシオも改めて武器を構える。<br><br>エリシオ「良いでしょう...。 あなたたちもすぐに門矢士の元へと送って差し上げます... ‼ ︎<br><br>互いの武器がぶつかり、戦いが再び始まる。<br>しかし、リオとビブリーはまだその場から動かないでいたことにエリシオは気づかなかった。 ...
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